こんなところにもヘルペスが?!体中に起こる症状の解説

ヘルペスは身体のあらゆるところにできるのをご存知ですか?
口の周りや性器の周りだけではないのです!
まさかと思ったけど、こんなところにまで症状が!という人もいるのではないでしょうか?
また、子供がこんなところに発症した!という人もいると思います。
ここでは、こんなところにもヘルペスが?!体中に起こる症状を詳しく解説していきたいと思います。
目次
口内炎

口唇ヘルペスが原因となり、ヘルペス性口内炎を発症することがあります。
基本的には子供が発症すると言われています。
口内に白い水ぶくれが起こり、通常の口内炎とは異なり、一か所にたくさんの水ぶくれが起こります。
そのため、口内炎と言っても普通のアフタ性口内炎との違いが分かりやすいです。
唇だけでなく、歯茎や舌、舌の裏などの様々な場所に発症します。
ヘルペス性口内炎の治療も、ヘルペス治療薬を使用して行われます。
のど
喉に起こるヘルペス咽頭炎はヘルペスウイルスⅡ型が原因で起こると言われています。
喉に白い膿のようなものが付いているのが特徴で、喉に痛みが起こり、飲み込めないといった症状があります。
喉が痛いだけでなく発熱を起こすこともあります。
性感染症とも言われており、オーラルセックスなどでも感染するとされています。
性器ヘルペスに感染している人の感染部位を舐めるなどすることで感染すると言われています。
また、口内炎と同じように口唇ヘルペスが原因となり、喉に症状が起こることもあります。
喉の場合には、Ⅰ型かⅡ型かを検査する必要もあるので、できるだけ早く病院へ行くようにして下さい。
ヘルペス咽頭炎でもヘルペス治療薬を使用します。
顔全体

口唇ヘルペスが原因となり、顔全体にヘルペスの症状が起こることがあります。
口の周辺だけでなく、額や鼻、目の周りなどに起こります。
特に注意しなければならないのは、目の周りに起こった場合です。
目の中にまでウイルスが侵入してしまうと、ヘルペス性角膜炎を引き起こす可能性もあります。
鼻では、鼻の穴の周りに起こったり、鼻の頭頂部に水ぶくれが起こることがあります。
ニキビのようにも見えますが、水ぶくれが複数個できるので、判別はしやすくなっています。
この場合にも、ヘルペス治療薬の内服薬や外用薬を使用しての治療が行われます。
手足

子供の場合には身体全体、手や足にもヘルペスの症状が起こります。
一件何かでかぶれたような赤いボツボツが一点に集中して起こります。
水ぼうそうにしては範囲が少なくかゆみをさほど伴わないません。
しかし、水ぶくれが多くできている場合にはヘルペスを疑うようにして下さい。
ここで注意が必要なのは、帯状疱疹との判別です。
帯状疱疹は左右どちらかに帯のように長く水ぶくれが起こります。
しかし、単純ヘルペスの場合には一か所に集中して水ぶくれが起こります。
自分では判断しにくいという場合には、速やかに病院で受診するようにして下さい。
早期に見つけることが重要
口の周りや性器以外だからヘルペスじゃないとは限りません。
もしも、赤みを帯びた水ぶくれが出た場合にはできるだけ早く治療を開始するようにして下さい。
特に、子供の場合にはかゆみから掻きむしってしまって、更に症状を悪化させてしまう可能性もあります。
ヘルペスは身体中に起こるものだと理解しておきましょう。
また、ヘルペスを発症している時にはこまめに手を洗い、アルコール消毒を行うことで他の場所への感染を防ぐことができます。