帯状疱疹ってなに?原因や症状、治療法を一挙解説!

帯状疱疹ってなに?原因や症状、治療法を一挙解説!

ヘルペスについて調べていると、帯状疱疹という言葉を目にしませんか?

一体帯状疱疹とはなんなのでしょうか?
ヘルペスとはどのような関係なのでしょうか?

ここでは、帯状疱疹ってなに?原因や症状、治療法を詳しく解説していきたいと思います。

帯状疱疹

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる、ヘルペスウイルスの一つです。
特徴としては、体の左右どちらかに水ぶくれや発疹が起こります。
左右どちらかに帯のようにして症状が広がることから、帯状疱疹と呼ばれるようになりました。

実は、水ぼうそうを一度発症したことがある人は、帯状疱疹の原因となるウイルスを体の中に保持しています。
症状が落ち着いている間は良いですが、何かしらの原因によって発症する恐れもあります。

水ぼうそうとの違い

水痘・帯状疱疹ウイルスに感染すると、最初に水ぼうそうとして症状が現れます
水ぼうそうと聞くと子供がなるイメージがあると思いますが、子供の時に水ぼうそうにかかったことがある人は、治療が終わってもウイルスが身体の中で潜伏している状態となります。
免疫力が低下したタイミングで帯状疱疹として発症するのです。

ここで余談ですが、帯状疱疹と水ぼうそうの感染について説明したいと思います。
水ぼうそうは人に移る病気となるため、小学生は出席停止になると思います。
しかし、帯状疱疹は同じウイルスによって発症しますが、人には移りません

帯状疱疹は帯状疱疹として人に移ることはありません。
どのようにして感染してしまうのかというと、水ぼうそうを他人から移されることで感染します。
まだ、水ぼうそうに感染していない人は、帯状疱疹の症状がある人から、水ぼうそうとして感染するのです。

そのため、一度水ぼうそうを発症した人は、帯状疱疹を発症した人と一緒にいても感染はしません。
一度も水ぼうそうを発症していない場合には、感染リスクがあるので注意して下さい。

症状

症状

帯状疱疹の症状は、主にわきの下から腹部にかけて、額から鼻にかけて赤い発疹が多く起こります。
初期症状には、皮膚の痛みや違和感、皮膚がピリピリする、発熱などの症状があります。
その後1週間ほどはこの症状が強くなりながら、皮膚に症状が起こるようになります。

初期症状から1週間ほど経過すると、違和感があった部分に赤みのある小さな水ぶくれが一か所にまとまって起こります。
数日経つとかさぶたとなり剥がれ落ちるようになります。

痛みや違和感が皮膚に残ることもあり、後遺症となることもあります。
早期に治療を開始することが重要です。

中高年の帯状疱疹

帯状疱疹はほとんどの場合が1ヵ月から3ヵ月ほどで治療が終わります。
しかし、中高年の人が帯状疱疹を発症してしまうと治療期間が長くなってしまいます。

中高年になると皮膚を保湿できなくなり、皮膚のバリア機能が低下してしまうなど、乾燥やアレルギー性発疹を引き起こしやすくなります。
それ以外にも、糖尿病や高血糖の予備軍のような状態になってしまうこともあります。
帯状疱疹を発症しやすい状態となっている可能性が高くなります。

帯状疱疹は身体中に起こる症状となりますが、顔の目の周りに発症してしまうと角膜炎や結膜炎といった、目の炎症を引き起こす恐れもあります。
特に、中高年になると目の疾患が多くなってくるため、しっかりと目のケアをするようにして下さい。

高齢の人が帯状疱疹を発症してしまうと、上記でも軽く説明した後遺症が残ってしまう可能性があります。
これは、帯状疱疹後神経痛というものです。
どのような症状があるのかというと、皮膚症状が完治しているにも関わらず、発症していた部位の痛みが3ヵ月以上継続する場合に診断されます。
若い頃は体力もあるため、回復するまでにさほど時間がかかりませんが、年齢を重ねることで体力も落ちてしまい回復力が低下してしまいます。

中高年での帯状疱疹の発症は、できるだけ早期に治療を開始するようにして下さい。

脳卒中のリスク?

実は帯状疱疹には脳卒中のリスクがあるという研究結果があります。
これは海外の研究によりますが、帯状疱疹を発症してから脳卒中を起こす確率があるということです。

  • 発症後1~4週間:1.63倍
  • 発症後5~12週間:1.42倍
  • 発症後13~26週間:1.23倍

となっています。

また、帯状疱疹の症状が顔面三叉神経などで目に近い場合には更に高くなるとされています。
もしも帯状疱疹を発症した後は3ヵ月ほど脳卒中に注意するようにして下さい。

抗ウイルス薬を使用して治療を行った場合には、脳卒中のリスクも半分以下となるのでしっかりと治療を行いましょう。

治療法

帯状疱疹はヘルペスウイルスの一つなので、抗ウイルス薬を使用しての治療が行われます。
アシクロビル、バラシクロビル、ファムシクロビルなどが用いられています。

発症初期での痛みが強い場合には、非ステロイド系消炎鎮痛薬を利用することで痛みを緩和することもできます。

治療薬の服用期間は、薬の種類によって異なりますので、注意して下さい。

早期発見で予防

帯状疱疹は自分では気づきにくい症状です。
ちょっと皮膚が赤くなっても放置してしまう人が多く、症状が悪化してから治療を開始する人が多いです。

皮膚の症状では、皮膚のピリつきや違和感があります。
その症状を見極めることで早期に発見することができます。
普段は皮膚がピリつく、違和感などを感じることがないと思うので、違和感を感じたら早めに病院へ行くようにして下さい。

一度治療が終わった後は、再発しないように心がけましょう。
帯状疱疹は日常生活から予防することができます。

免疫力を下げないように、バランスの良い食事、睡眠時間の確保、ストレスの解消などを行って下さい。

・この記事はこちらを参考にしています。
ヘルペスと帯状疱疹 Q10 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会)


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